クリス『僕は君のおかげで歌えるようになったんだ』
ファントム『おめでたいやつだな。お前の声の方がよっぽど宝ではないか』

ファントム『復讐の業火に焼かれる俺の声を、宝と呼んだ友へ─この歌を捧げよう』(ガイ)

クリス『エリックは消えた。でも…あの歌声がまだ、頭にこびりついているんだ』(紬)

ラウル『あれだけ入れ込むなんて、クリスもとんだ亡霊に魅入ってしまったもんだ』(丞)

カール『マネージャーもオペラ座もなくなってしまった今、次はどこで歌えばいいのだろう』(密)

フィル『この事件もいづれ人々の記憶から消えるだろうが…あの歌だけは残り続けるんだろう』(東)

リチャード『裏切り、出し抜き、蹴落として手に入れたこのオペラ座。それが、ああ…崩れていく』(誉)